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2018年数字で見るのらねこさん

明けましておめでとうございます。

2018年もTNRのT!シリーズなんてどこにいってしまったのか、というぐらい日々の面白い事々のブログアップができませんでした。 そこで、1年を振り返り、まとめて数字で見てみようと思います。

まず、2018年の手術数グラフ。

 

オスメスだいたい半々でオペしてきたことがわかります。捕獲現場によっては、オスばかりのコロニーがあったりするものですが…その分、メスばかりのコロニーもあったのを思い出しました。10匹の捕獲現場で皆メスだったことも(;’∀’) 男の子どこいった、、

 

次に、開院から4年目を迎え、1年ごとの手術頭数です。

(2015年10月開院なので最初の年は2か月間のデータです)

 

下は過去3年と2か月の月別手術頭数推移。

 

そして妊娠猫さんの数。

 

2月半ばから5月ぐらいにかけて、多くの猫さんが妊娠、出産をするシーズンです。

昨年もほぼ変わらず。

下記3年のシーズンの山はほぼぴったり重なります。

妊娠中の猫さんのTNRは負担が大きいです。

のまた、出産直後だったりすると、母猫不在中の子猫さんの命を心配しなければならなくなります。

昨年の手術数月別を見てみると、妊娠数が少なくなる9月からがTNRの依頼が一番多い時期であることもわかります。今がやり時よ、と奔走されているボランティアさんが数多くいらっしゃいました。

 

そして最後に昨年の捕獲依頼現場。

※送迎のご依頼ではなく、捕獲のお手伝いをご依頼くださった先データです。

 

昨年は二府三県の様々な場所からのご依頼がありました。

やはり多いのは大阪市内、堺市、尼崎市、です。開院当初からぶっちぎりで多いです。

個人情報や猫情報にあたりオープンにできないところももったいないと思うこともありますが、

データマップを見ていると、同じ猫コロニーに対して複数の人間が互いに関せずにかかわっていることがよくあります。

地域によって人と人のつながりが深い場所は猫の情報も共有されていることが多いと痛感します。

しかし、隣人の顔も知らない場所で猫を介して新たに繋がってきたケースもあり、TNRは奥深い、そして社会問題と深く絡んでいると思いました。

どうぶつ基金さんが常日頃からおっしゃっている、「TNR先行」というのはとても大事な意識だと思います。様々な問題に対して関わりはじめる時の構想ってあると思いますが、それが完結しなくてもTNRは1日でも早くおこなうことで、現状悪化は食い止めることができるからです。 

現状を良くしようと思うときに、完成図をイメージするだけでなく、同時にマイナスを起こさないなめのTNR先行を考える大事さ。様々なご相談をお受けしていて実感した1年でした。

2019年は、とにかく楽しんでやらなきゃ。まわりの猫さんや人が楽しくあれるように。