【色々な捕獲現場にお伺いして経験したことを少しずつこの場でお伝えしていきたいと思います】
様々な性格の猫さんがいる中で、とても賢く、警戒心の強い猫さんもいます。
昨年ある現場で、他の5匹ほどのTNRが終わり、残ったのが慎重な母猫さん。様々な捕獲手段を考えましたがなかなか捕まらず、、、また出産してしまったという経緯もありました。何度現場に行ったか、正直数え切れません。
そして年の瀬、依頼主さんとお話する中で、初心に戻ってやりましょう、と。
リング式の両面が開くタイプの捕獲器を敷地内に設置、母猫さんにも他の猫さんにもその中でしかご飯はもらえませんよ、という状況を作ってもらいました。しばらくすると母猫さんも両面が開いた捕獲器内でごはんを食べるようになってくれました。
ある日、片面を閉め、またしばらくすると母猫さんはちゃんと中で食べてくれるようになり、ついに仕掛けを有効にする日が来ました。
無事捕まった母猫さんが昨日、避妊手術を終え、帰っていきました。今度こそ、妊娠する前にしてあげられて良かったです。
捕獲器を盗難される恐れのない場所で設置しっぱなしにできる状況下で、この方法は確実かもしれませんね。
そして今日も看護師さんは、捕獲器に入らない子用に、罠を作り続けています(*’▽’)